【婚姻届の書き方】婚姻届受理証明書が必要なのはどんな時?どこでもらえるの?

【婚姻届の書き方】婚姻届受理証明書が必要なのはどんな時?どこでもらえるの?

役所の窓口で婚姻届を提出した後、戸籍はすぐに新しいものが作成されるのではありません。窓口で受理された婚姻届は、その後審査を受け書類の不備など問題がなければ承認されてはじめて新しい戸籍が作成されます。今までの戸籍のある役所に提出した場合では、最短で1日通常は3日から4日ほどは手続きにかかります。さらに別の市町村に戸籍がある場合は1週間から2週間かかるるとみられます。

婚姻届を提出したことを証明するのが、婚姻届受理証明書です。審査の間に更新をしたい場合などこの婚姻届受理証明書で代用できます。

婚姻届受理証明書というのはどんなものでしょう?

婚姻届受理証明書は、婚姻届を届け出たことを証明する公文書です。婚姻届を確かに受理しましたという証拠になります。

婚姻届が受理されれば、夫婦となりますが新しい戸籍を作るのには事務手続きが、戸籍謄本に新しい内容が反映されるまでには数日かかります。戸籍謄本や抄本が必要になる場合、新しい戸籍ができるまで婚姻届受理証明書で代用できるものもあります。

 

 

婚姻届受理証明書はどこで発行してくれるのでしょうか?

婚姻届受理証明書は、婚姻届を提出した市区町村の役所で取得できます。婚姻届の提出と同時に取得でき、役所の業務時間内に窓口で婚姻届を提出し、内容を点検して不備がなければ戸籍係の窓口で発行してもらえます。

婚姻届受理証明書は、役所によってフォーマット様式が違い他の手続きの証明書と兼用のものや賞状のような立派なフォーマットのものもあります。フォーマットは様々ですが、記載されている内容は概ね同じようです。

・婚姻届を受理したという旨の記載
・婚姻年月日
・夫の氏名
・妻の氏名
・本籍
・筆頭者

婚姻届を業務時間外に提出した場合は、すぐに発行してもらうことはできません。郵送で対応してくれる役所もありますが、すぐに婚姻届受理証明書が欲しい場合など休み明けの役所へ朝一番で行っても審査中のため発行に時間がかかることもあります。

後日直接受け取りにいく時は、婚姻届受理証明書を発行してもらえるかどうかを事前に電話で確認してからにしましょう。

リゾート婚などの場合、海外で婚姻の届出をしてさらに証明書が必要な場合は、該当する大使館などに確認が必要です。本人以外の代理人が婚姻届を提出、または婚姻届受理証明書を請求する場合は、代理人の本人確認証明と委任状が必要です。

 

 

婚姻届受理証明書が必要なのはどんな時でしょう?

婚姻届受理証明書は、あくまで新しい戸籍ができるまでの一時的な公文書です。完全に戸籍として扱えるものではありません。用途によっては使えない場合もありますので、注意してください。

婚姻届受理証明書で手続きができるもの

・本籍地と住民票の記載の住所が違う場合の住民票の取得
・失業保険の受給手続き
・勤務先への扶養家族の申請などの結婚届
・パスポートの新規発給や既存の内容の変更手続き

パスポートを受理する時、新しい戸籍謄(抄)本の提出が必要です。また婚姻届受理証明書でパスポートを申請する場合は、代理での申請はできませんので必ず本人が申請に行かなくてはなりません。

本来戸籍謄(抄)本が必要な場合の代用として利用できます。
※婚姻届を提出した役所に住民票がある場合は、受理された段階で住民票の氏名や本籍地、筆頭者や続き柄は自動的に修正され新しい住民票を発行してもらえます。


婚姻届受理証明書では手続きができないもの

結婚によって氏が変わったり、住所が変わったりして様々な変更手続きが必要になります。なかには、婚姻届受理証明書では名義変更が手続きできないものもあります。

・運転免許証の名義
・金融機関の口座名義
・クレジットカードの名義
・携帯電話やスマホの名義
・生命保険や損害保険の名義

運転免許証の変更は本籍が記載された「住民票」で行ないます。婚姻届受理証明書を持って行っただけでは運転免許証の変更はできません。

この場合は、婚姻届受理証明書を取得して、新しい戸籍の本籍を記載した住民票を発行してもらいます。そして新しい本籍の記載された住民票を持っていって運転免許証の氏名を変更してもらいます。

金融機関やクレジットカードなどは、変更(裏書)された免許証を使用して手続きができます。詳しい内容は利用している金融機関やクレジット会社、電話会社などでご確認してください。

 

婚姻届受理証明書は、他の手続きの証明書と兼用している味気ないフォーマットや、賞状タイプの見栄えのするものなど各役所により様々です。婚活サイトなどでは、記念に残す目的や結婚式で飾るウェルカムボードにと用途があるので、婚姻届受理証明書を交付してもらうことを勧めている傾向があります。

婚姻届受理証明書の交付は有料です。最低2通とるといいというサイトもありますが、戸籍ができるまでの期間で使う用途もなく見栄えのするフォーマットでもない役所もありますのでよく考えてみましょう

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