婚姻届のオンライン申請はできる?できない?どちらだと思いますか。
正解は、「できるけどできない」でした。
なんだそれ?と思いますよね。
説明すると、制度上は可能なのだそうです。2004年の4月から、制度上は戸籍の届け出のオンライン申請は可能になっているそうなのですが、実際にそれができる役所はないのだとか。
なので、(制度上は)できるけれど、(受け付けている役所はないので)できない。ということなのでした。
昨今は行政手続きもコンビニなどで済ませることができたりするので、手続きをする為に役所に行く必要があるから休みを取らなければ、なんて事もしなくても良くなったりと便利になってきました。
しかし、婚姻届の提出などの戸籍関係の届け出はまだまだリアルでの対応が必要なようです。
ちなみに、戸籍関係届のオンライン申請が可能になった時、役所が受け付けていなかった理由のひとつが、「押印が必要だったから」なのだそうです。
2021年の9月に押印が必要なくなり、署名のみで届け出が可能になったのですが、それならば婚姻届をオンラインで申請できる日もそう遠くないうちに来るのでしょうか?
オンライン申請できることで楽になるよね、というところばかり見てしまいますが、勿論デメリットだってあるはずです。
例えば、楽に申請出来ることで心理的ハードルが下がることが考えられます。敷居が低くなると、安易に入籍するなんてケースも出てくるはずです。
上記に関連して、結婚や離婚に対してのハードルが下がることで、結婚離婚を気軽に考えることが罷り通ってしまうかもしれません。
自分の知らない間に勝手に申請されていたなんてケースも出てきそうです。セキュリティの問題ではありますが、オンライン申請である以上、十分あり得ます。いつの間にか結婚していた!なんてホラー以外の何物でもないですね…
婚姻届のオンライン申請、来てほしいような、そうでもないような。複雑ですね。
オンライン申請が叶うとしたら、十分な対策をしたうえで対応開始してほしいです。