戸籍謄本と戸籍抄本

戸籍謄本と戸籍抄本

こんにちは!婚姻届製作所です。

 

婚姻届の提出で必要となる書類の中で「戸籍謄本」があります。

そもそも、戸籍謄本ってなに?よく聞く戸籍抄本とは何が違うの?

今回はそんなご質問にお答えします。

 

戸籍謄本と戸籍抄本、この2つはどちらも戸籍簿の写しです。

戸籍謄本は戸籍に記載のある事項すべてを写した用紙。

戸籍抄本は戸籍に記載のある中の個人の写しです。

もっとかみ砕いて説明すると、戸籍謄本は戸籍に記載のある情報全部を写したもの。

戸籍抄本は戸籍の記載から個人をピックアップしたものです。ちなみに抄本は2名以上の情報を記載してもらう事も可能です。

 

婚姻届の提出時に必要になるのは「戸籍謄本」の方です。

夫と妻の両名とも、婚姻届を提出する役所が本籍のお役所であれば戸籍謄本は不要です。

本籍地と異なる役所に提出をする場合は、それに該当する方の戸籍謄本が必要となります。

 

戸籍謄本や戸籍抄本は本籍地の役所でないと直接取得はできません。その為、直接取得するには実際に本籍地の役場に赴き、請求をしましょう。

足を運ぶのが難しい場合は、郵送請求をすることもできます。請求先の地自体ホームページから戸籍謄本請求書をダウンロードして必要事項を記入、返信用封筒を同封して交付先に送付しましょう。

昨今はオンラインでも取得可能です。コンビニプリントでは全国どこでも戸籍謄本や抄本の取得が可能です。コンビニ端末で交付申請をし、許可がおりたらコンビニで印刷が可能となります。交付許可が下りるまでには数日かかるようです。

ちなみに、全国すべての役所がコンビニプリントに対応しているかというと、そうでもないようで、コンビニ交付に参加していない役場にはオンライン請求できません。ご不安であれば事前にオンラインでの取得が出来るかどうか、交付先の役場に問い合わせてみましょう。

 

戸籍謄本の取得には、本籍地が離れている場合にはどのような手段でも時間がかかるので、入籍予定の日を鑑みてゆとりあるスケジュールで取得しておきましょう。

 

ところで、たびたび出てくる「本籍」とは何でしょうか?

本籍とは、戸籍の置いてある場所を指します。本籍は実家で、住所は現在暮らしているマンションなんて人もいれば、ずっと実家暮らしだから本籍も現住所も実家という人もいます。

 

この本籍、自分の住んでいない住所でも指定できるってご存じでしたか?

その場所に住んでいなくとも、日本国内であれば好きな場所を本籍にできるのです。

その為、例えば皇居や大阪城、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン、スカイツリーや東京タワーなどを本籍にしている人もいらっしゃるようです。夫婦ふたりの思い出の地を本籍にしても素敵ですね。

注意点としては、本籍地を遠方にすると取得するのに時間がかかるというところでしょうか。「急に必要になった!」なんて事があった際、不便ではあるのでよく考えて本籍地を指定しましょう。

 

いかがでしたか?

戸籍謄本や戸籍抄本。よく聞くけれど、そういえばどんなものだったっけ?そんな方もいらっしゃったかと思います。これらは婚姻届の提出時以外にもパスポートの発給申請時や生命保険の請求時、相続手続き時や遺言書作成時など色々な場面で必要となるタイミングがあります。いずれにしても取得するにはただ役場に行けばいいというわけではなく、本籍地の役場である必要があり、現住所が本籍地から離れている場合には取得に時間がかかります。必要な時にスムーズに取得できるよう、事前に色々な確認を済ませておきましょう。

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