こんにちは!婚姻届製作所です。
今回は指輪についての知っておきたいポイントその2です。
前回は理想の結婚指輪を手に入れる為には?予算内で指輪を手に入れるコツなどについてお話をしましたが、今回は指輪のちょっとした歴史や具体的な相場のお話などに触れていきたいと思います。
婚約指輪と結婚指輪は何が違うの?
簡単に説明をすると、婚約指輪(エンゲージリング)は結婚を約束した証として、つまりは婚約したことを表すものとして男性から女性に贈られる指輪のことです。
歴史を遡ると、なんと古代ローマの時代から存在していたようです。指輪を左手の薬指に着けるという習慣もこの頃からあったようですよ。
初期の頃は鉄製の指輪だったのですが、後に金で作られるようになっていったそうです。
ダイヤモンドが飾られるようになったのは15世紀の頃といわれ、しばらくは王侯貴族など裕福な人々限定のものであったとか。世間一般の人々にも広まったのは19世紀も末の頃。つい最近のことだったのですね。と言っても150年以上前の事ですが…
一方、結婚指輪(マリッジリング)は結婚の証としてふたりで用意するものです。結婚式での指輪交換はこの指輪を使います。夫婦が日常的に付ける指輪ですから、シンプルなタイプを選ぶ方が多い傾向にあります。
指輪という物自体の歴史は、上でも触れているように古代ローマ時代からあるのですが、結婚指輪とういう物の起源は定かではありません。9世紀頃には登場し始めていたようですが、結婚指輪を交換することが定着してきたのは13世紀頃だったようです。
日本での婚約指輪と結婚指輪
日本に結婚指輪が伝わったのは、明治時代の事。西洋文化の流入と共に結婚指輪の文化も入ってきました。「結婚のときには指輪を交換する」という風習も次第に世間に根付いていき、大正時代には今のように結婚の際には結婚指輪を用意するようになったそうです。
婚約指輪が定着したのは戦後の事。1970年代にダイヤモンド会社のデビアス社がキャンペーンを行い「婚約指輪は給料の3か月分」というキャッチフレーズを唱えたことで広く広まり、今の時代にまで受け継がれるようになりました。
結婚指輪や婚約指輪の具体的な相場っていくら?
それでは、気になる相場のお話をしていきましょう。
指輪の金額はダイヤモンドを代表する飾っている宝石の価値とリングの素材、施している加工によって変わってきます。宝石の価値が高価であればあるほど、素材が希少であるほど、加工に技術が多く込められているほどに値段は上がっていきます。
指輪1本の金額で比べていくと、ダイヤモンドを飾っている婚約指輪が一番高価と考えてよいでしょう。指輪を構成する要素にこだわればこだわるほど、金額は青天井ですから、ご自身の予算と合わせてしっかり考えて購入計画を立ててくださいね。
婚約指輪の相場
さて、気になる具体的な相場ですが、あの有名な結婚情報誌であるゼクシィが統計をとっている「結婚トレンド調査2022調べ」を見てみると、婚約指輪の価格帯は
1位:30~40万円未満
2位:20~30万円未満
3位:40~50万円未満
とのことでした。
もう少し細かくいうと、
20代は30~40万円未満が30%
20~30万円未満が28.7%
40~50万円未満が13%
30代は30~40万円未満が33%
20~30万円未満が25%
40~50万円未満が12%
40代は20~30万円未満が30%
40~50万円未満が21%
50~60万円未満13%
となります。
20代から30代は予算に限りがあるものの、一生に一度だから頑張って奮発しよう、そんなお気持ちが見え隠れする結果です。
40代になると、経済的にゆとりがあり、高価な指輪も購入できる余裕が出ている感じです。
流石に今の時代で前述したような「給料3か月分」とはなりませんが、イメージとしては給料1ヶ月分といったところでしょうか。
しかし、高価であるほど良いというものではありません。今は婚約指輪を用意しないという方も増えています。女性側から「不要」と言ってくるケースも珍しくないでしょう。
結局のところ、大切なのは贈ろうというお気持ちです。価格に捕らわれず、贈りたいというそのお心を大切にしていただきたいと思います。
結婚指輪の相場
結婚指輪の相場も「結婚トレンド調査2022調べ」で見てみましょう。
1位:20~25万円未満
2位:25~30万円未満
3位:30~35万円未満
これは二人の指輪の金額を合わせた価格です。夫と妻の指輪の価格バランスとしては、上記価格を単純に半分に分割するのではなく、妻側の指輪の方が夫側よりも数万円高いといった感じです。これは妻側の結婚指輪は宝石が飾られていたりして、夫の指輪よりも華やかさがある傾向が強い為です。
ちなみに結婚指輪では年代による価格帯の違いはあまりありませんでした。
いかがでしたでしょうか?指輪はカップルによって、買うも買わないも、価格も、更にはどちらが買うのか、どういったバランスで負担を決めるのかまで本当に様々です。一方的な判断で決めてしまうことの無いよう、ふたりでしっかりと話し合い、納得して事を進めてくださいね。