結婚が決まり、公的に「夫婦」となるための手続きに必要な「婚姻届」の提出。
たった一枚の紙ですが、しっかりと準備をしておかないと受理されないこともあります。
- 準備に手間がかかり入籍を予定していた日に提出できなかった
- 提出しに役所に行ったが記入内容や書類に不備があり手続きが進まなかった
このようなことなくお二人のご結婚が円滑に進むよう、今回は私の経験も交えて婚姻届をスムーズに提出するためのポイントをまとめました。
これから婚姻届を提出されるお二人はぜひ参考にしてくださいね。
これで失敗しない!婚姻届を仕上げて提出するまでのポイント6つ
婚姻届を準備する前に「あらかじめ押さえておけば良かった」と思う6つのことを紹介します。
これらのポイントを知っておくだけで、婚姻届の記入から提出まで計画的に進められるでしょう。
それでは、順番に紹介します。
余裕をもって提出の1ヶ月前には作業を始める
1つ目は余裕をもって婚姻届の準備を始めることです。
婚姻届の準備から提出までには意外と時間がかかるものです。
私の場合は何度も書き損じてしまい、なかなか進みませんでした。
書き損じてしまっても二重線で訂正できますが、提出時に記念写真を撮ることを考えると綺麗に仕上がっている方が良いのではないでしょうか。
婚姻届の記入にはお相手や第三者の協力も必要なため、一つひとつ丁寧に進めていくのがベターです。
「婚姻届の準備には時間がかかる」と念頭に置いてスケジュールを組みましょう。
自分たちが納得のいく婚姻届を選ぶ
婚姻届といえば「役所に取りに行く」というイメージを持たれる方が多くいらっしゃいますが、最近ではオリジナルの婚姻届を使う方が増えてきました。
・キャラクター付きの婚姻届
・ご当地限定の婚姻届
・雑誌のノベルティ婚姻届
など、シンプルなものからポップなものまでデザインはさまざま。
私は婚姻届の種類が豊富にあると知らず、役所にある婚姻届をそのまま使いましたが、「もうちょっとこだわれば良かったな」と少し後悔しています。
提出間際になって「やっぱりオリジナルの婚姻届にしたい」「違うデザインに変更したい」などと気持ちがぶれないように、ある程度時間をとってお互いが納得する婚姻届を選んでみてください。
「役所にあるスタンダードな用紙で大丈夫!」と思っている方も、一度は検討してみてくださいね。
婚姻届の証人となってくれる方を急かさないように
3つ目は、早めに婚姻届の証人になってくれる人を探して依頼をしておくことです。
婚姻届の証人はご両親やご兄弟、ご友人など誰にお願いしても大丈夫ですが、住所と名前、そして本籍までを婚姻届に記入していただく必要があります。
「本籍なんて調べないとわからない」という方も少なくありません。
また、証人になってくれる方が遠方にいらっしゃる場合は、なかなか会えなかったり、郵送での手続きになったりして、依頼から受け取りまで時間を要することもあるでしょう。
婚姻届の記入には自分たち以外の協力も必要です。
せめて1ヶ月前には証人の方にお願いし、余裕のあるやりとりを進めましょう。
ボールペンなどの消えない筆記具で記入する
婚姻届に記入する際は、必ず消えないボールペンを使いましょう。
婚姻届の記入に使えるのは、黒もしくは青のインクのボールペン、または万年筆です。
消えるボールペンや鉛筆、シャープペンで書くと書き直しになってしまいます。
書き損じても簡単に訂正できるような筆記具を使いたくなる気持ちはわかりますが、消えやすい筆記用具で記入した婚姻届は受理されません。
婚姻届などの公的書類は役所で長期間保存されるため、時間が経っても文字が消えたりかすれたりしない筆記用具で書くように求められます。
婚姻届の証人をお願いする方にも前もってお伝えしておくと安心でしょう。
自分たちは戸籍謄本が必要?必要な場合は早めに申請を
5つ目は戸籍謄本が必要なのか、あらかじめ確認し手配しておくことです。
婚姻届の提出には戸籍謄本の提出を求められる場合があります。
戸籍謄本が必要な場合はこちら
・彼女だけ必要:婚姻届を提出する役所と彼女の本籍地の市区町村が違う(彼は同じ)
・彼だけ必要:婚姻届を提出する役所と彼の本籍地の市区町村が違う(彼女は同じ)
・二人とも必要:婚姻届を提出する役所とお二人の本籍地が異なる
戸籍謄本の入手には、自分の本籍がある自治体への申請が必要。
自治体の役所に直接行く、郵送でのやりとり、最近ではオンライン申請を取り入れている自治体もあります。
ご両親やご兄弟などに委任して手に入れる方法もありますが、郵送での手続きやオンライン申請となると7〜10日ほどはかかるため、余裕をもって手配しておきましょう。
私の場合は夫の戸籍謄本が必要だったのですが、夫は仕事が忙しく申請して手に入れるまで時間がかかりました。
戸籍謄本と婚姻届を一緒に提出できないと、入籍の手続きが保留となってしまいます。
そうすると新しい戸籍が作れず、その他の公的手続きに必要な住民票が発行されないため注意しましょう。
わからないことは事前に確かめておくべき
最後は、「婚姻届の提出までにわからないことは役所に確かめておく」です。
これまで婚姻届をスムーズに提出するための基本的なポイント5つをご紹介してきましたが、その方によって状況はさまざまです。
記入時にわからないことがあれば、事前に役所に問い合わせて解消しておきましょう。
書き終わった段階で窓口に行き、提出予定日前に記入内容に不備がないかを確かめるのも一つの方法です。
私の場合は、提出時にたくさん不備があったため窓口で修正しなければなりませんでした。
また、法改正による婚姻届への押印の廃止や様式の変更など、少しずつアップデートされている点もあるため、少しでも不安なことは役所に確認しておくと安心です。
まとめ
今回はこれから入籍される方に向けて、婚姻届をスムーズに提出するためのポイントを私の経験を交えて紹介しました。
結婚が決まり、夫婦としての最初の公的手続きは婚姻届の提出です。
しっかりポイントを押さえつつ余裕をもって、お互いがわくわく楽しみながら準備ができると良いですね。
お二人の夫婦としての第一歩を素敵に飾れるようにしましょう。